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2025年4月からスタートした「省エネ基準適合の義務化」により、住まいの断熱性能に注目が集まっている。「断熱等級って何?」「断熱性の高い家を建てるにはどうしたらいいの?」これからの家づくりを考えるとき、押さえておきたい断熱性能のキーポイントをピックアップする。


カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅における省エネルギー基準への適合が義務化され、断熱等級の基準が引き上げられることとなったのをご存知だろうか。
断熱等級とは住宅の断熱性能を示す指標で、数字が大きいほど高い断熱性を持つ。従来は「等級4」が最高等級だったが、適合義務化に向け、2022年に「等級5・6・7」が新設。2025年4月1日以降、すべての新築住宅は「断熱等級4」以上を満たすことが義務づけられ、さらに2030年には「等級5」が最低等級となると予定されている。
その流れに先駆け、福井県内で断熱性・気密性に特化した住宅づくりに取り組んできたのが、IWAMOTOだ。約40年前にカナダを視察し、熱交換システムを取り入れた高気密高断熱住宅の暖かさと快適さに着目。以降、福井にもその良さを広めようと断熱と気密に重点を置いた家づくりに力を入れてきた。既に断熱等級6以上となる「超」高気密高断熱住宅で数多くの実績を積み重ねている。


IWAMOTOが採用しているのが、特殊硬質ウレタン断熱材を何層も吹きつける独自の断熱施工だ。宇宙船にも使われている密度の断熱材で、これを熟練の技術を持つ職人がしっかりと施工。確かな気密処理により、断熱性能を示すUA値0.36、C値0.1以下という数値を実現。高い断熱性能を発揮している。
断熱性・気密性を高めるのと同じくらい大切なのが計画換気。IWAMOTOの住まいは構造躯体の内側・外側に設けた二重通気構造に熱交換換気システムを組み合わせることで基礎から小屋裏まで空気が循環し、室内と壁内の余分な湿気を排出する。このような徹底した湿気対策は内部結露を防ぎ、家の寿命を長持ちさせる効果も発揮している。


断熱性能の高い住まいは、省エネ性の向上や冷暖房費の削減、室内環境の快適アップ、住む人の健康といったメリットが期待できる。また、断熱性能の高い住宅は、将来的な資産価値の維持や環境負荷の低減にもなる。これから家づくりを考えるなら、将来的な基準強化を見据え、より精度の高い断熱性能を持つ住まいを視野に入れて検討したい。

「住まいはご家族の大切な財産。だからこそ、性能を重視して長く快適が続く家を提案したい」。
そんなIWAMOTOの家づくりに共感したのがKさんご家族だ。
確かな気密性とヨーロッパ基準並の断熱性、空気を循環させる換気システムの3つを備えた住まいは、家の中に温度差がなく、一年中快適な住み心地。「寒さが苦手」というKさんご家族だが、冬場に吹き抜けのリビングにいても寒さを感じることがないという。
また、換気システムにより湿度も一定に保たれ、雨雪の多い福井でもジメジメすることなく家の中はいつでもサラリとした心地よさ。結露によるダニやカビの発生も抑え、子育て中のKさんご家族には大きな安心につながっている。耐震等級3、長期優良住宅が標準仕様という確かな性能も、この先何十年と続く家族の暮らしをしっかりと支えてくれるだろう。

開放感たっぷりの吹き抜けリビング。吹き抜けを設けることで1階と2階の空気が対流し、家中の温度を一定に保つ効果がある。スケルトン階段や天井までのハイドアも空間に抜け感を生み、縦にも横にも広がりを感じさせている。

キッチンは無垢板張りの天井で温かみのある雰囲気に。背面に設けたローカウンターは調理家電を置けるようコンセントを多めに設置。下部はキッチン用品や食器もたっぷりしまえる収納にし、キッチンを美しく整えられる。


洗面脱衣室・ランドリールーム・ファミリークローゼットを一カ所にまとめてレイアウト。効率のいい動線で家事ストレスをなくしている。

天然木の手洗いカウンターを造作したトイレ。間接照明を取り合わせて落ち着ける空間に。

主寝室につながるウォークインクローゼットは、約5畳のゆとりある広さ。他の空間とはテイストを変えて、黒とグレーでモダンな雰囲気に仕上げている。

建物と一体感があるビルトインガレージを備えた外観は、タイル張りで高級感のあるデザインに。ガレージは玄関収納につながっており、雨の日や荷物が多いときの出入りもストレスフリー。おでかけを快適にしてくれる。
坂井市三国町南本町3-4-20
0776-82-0332