Usefulお家お役立ち記事
初めての経験の連続となる家づくり。いろいろな場面で「どうしたらいいの?」という問題に直面します。そこで、福井の家族がどんなことで困っているのかをピックアップ!代表的な困りごとと解決につながるアドバイスを、「住宅とお金のプロ」に教えてもらいました。



福井市大町にある「おうちの買い方相談室 福井店」の伊藤代表と谷本店長。宅地建物取引士、住宅購入診断士、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ元住宅営業マン。



図面の数字を見ても実際の広さや長さがよく分からない方は多いです。そんなときは内覧会や展示場、モデルハウスなどを見学し、実際に空間に身を置いて体感してみると把握しやすくなります。


「平面図を見ても実際にどんな空間になるのか、イメージがつかめない」というときは。3Dパースを作成してもらうと空間全体のイメージが伝わりやすくなります。最近の3Dパースは、見たいアングルからの3Dパースなど実際の空間を多角的に視覚化できるものも多く、イメージがしやすくなっています。


朝、起きたらまず着替えをするのか、顔を洗うのか。朝食は家族みんなで食べる?別々に食べる?などできるだけ細かく一日の動き、1週間の動きをシミュレーションしてみると、どこに何が必要で、どういう動線にするとくらしやすいかを整理できます。



ライフプランを作成し、適性な予算診断を行いましょう。教育費やクルマの買い替えなど、いつ頃、どのくらいのお金が必要になりそうかを予測し、住宅ローンを組む場合は「いくら借りられるか」ではなく「月々いくらなら返していけるか」を考えると、日々の生活費を圧迫しない無理のない資金計画を立てられます。


金融機関によって、金利や手数料、つなぎ融資の有無など違いがあります。漠然と選んでしまうと、数百万単位で支払う金額に差がつくことも。三者機関など中立的な立場の人に相談すると比較検討がしやすくなります。


「頭金が多い」=「返済総額が少ない」と思いがちですが、低金利が続いている今は、必ずしもそうとは限りません。まとまった資金があるなら運用に回し、数年後に繰り上げ返済をしたほうが有利なことも。その他、住宅ローン控除や団体信用生命保険などいろいろな要素を加味した上で、無理のない金額を設定しましょう。



どこで、どんな家電をどんな風に使うか、生活をイメージして図面をしっかりチェックしましょう。「家具に隠れて使えない」とならないよう、場所だけでなく高さも重要です。「コンセントのk図画足りない」という声も多いので、想定より多めにつけておく方が安心です。


体感温度は人それぞれなので、断熱性などの数値だけではなく実際に体感してみるのがベスト。寒さが苦手な人は冬は冬場に内覧会やモデルハウスに行ってみると、福井の冬でどのくらい暖かく過ごせる家かを体感できます。住宅会社によっては宿泊体験を行っているところもあります。


プランニングの時点であらかじめ設置予定の家具のサイズを伝え、図面に落とし込んでもらうと失敗を防げます。図面上では納まるサイズの家具や家電も「置けたけど扉が開けづらい」「人が通れない」ということもあるので、購入前に設計者に相談しましょう。
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